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2019-10-18

皮革染色工場見学、全工程

豚皮のなめし・染色工程について簡単にまとめました。以前少し撮影させていただいた東墨田の皮革染色工場で再度お話しをお伺いしました。

【1】この日は茨城の食肉工場から豚の原皮が届きました

東墨田

【2】原皮には裏に脂がついていますので、それを機械でとります

東墨田
とった脂は近所の油脂工場の人が引取にきます。

特定の工場に限らず一般的な話ですが、豚の原皮を輸出する場合はこの後塩漬けします。輸出先はタイが多く、その他カンボジア、ベトナム、韓国、台湾、フィリピンなど。

【3】クロムなめしをします

東墨田
太鼓1つに約450枚の皮をいれ、なめします。なめした革は薄い水色になり、ウェットブルーと呼ばれます。まだ染色される前の段階です。
これで「豚皮」は「豚革」になります。この段階で輸出される場合、ほとんどが台湾。あとは韓国・ポーランドなどに出荷されます。
東墨田
この日はちょうど新しい太鼓の設置作業中でした。真新しい木の太鼓を見るのも新鮮でしたが、中に人が入っているという…!
東墨田

【4】水絞りしてシェービング

東墨田
水絞りの機械。
東墨田
水絞り後、厚さを揃えるため機械でスライスしているところ。革をスムーズに滑らせスライスしていくために、革に粉をまぶしお腹に革の小さなエプロンをつけて作業します。

【5】染色

東墨田
太鼓を使って染色作業中。

【6】水絞りして乾燥させます

東墨田

【7】からうち

東墨田
乾燥した革を太鼓に入れて回し柔らかくします。

【8】張り乾燥

こちらの工場では、張り乾燥を外注しています。
東墨田
外注先の工場で撮影。

【9】自動スプレー装置で染色

東墨田
ふたりペアになり、ひとりが1枚1枚機械に革を通し、自動スプレー染色と乾燥後、もうひとりが機械からでてきた革の傷をチェックします。傷があるものは何度もスプレー染色を繰り返します。
東墨田
機械の中では、いくつもの袋が回転しながら塗料を革に吹き付けています。
東墨田
左のながーいBOXが自動スプレー装置です。この中で乾燥まで行ないます。
肩に革をかついでいるのは、再度スプレーするために挿入口に革を運ぶためです。
それでもカバーできない場合、一部だけの傷ならその部分をカットすることもできますが、傷が全体に散らばっている革はこの段階ではじきます。

染色は手でスプレーを吹き付ける方法もありますが、こちらの工場では色を決める時だけスプレー台を使い、あとは機械で染色します。
他の工場では少量の製品を染めるときに使われていました。

【10】アイロン仕上げ

東墨田
アイロンの機械は自動スプレー装置のとなりの部屋に置いてあるのですが、段差があるのでチェーンブロックを使い革を運びます。
東墨田
大きなロールの機械に革をはさんで艶を出します。
写真はロールに吸い込まれていく革…
他の工場では模様の入った金属板を使い型押しする場合もあります

【11】坪入れ(計量)

革の面積を測ります。10cm×10cm=1デシ。
これは外注でなくてはならないので、工場内では行ないません。

【12】出荷、または在庫として保管

東墨田
豚革は丈夫ですので、かばん・靴などの裏地に使われます。
こちらの工場に限った話ではありませんが、豚革の輸出先はベトナム、中国が多いです。次に香港、タイ、カンボジア、フランス、アメリカと続きます。

※工場によって工程が違うこともあります。
※輸出先データは2019年1月~8月のもの。皮革工業新聞社の記事を参考にしています。
※東墨田の皮革技術センター東墨田会館 産業・教育資料室きねがわに皮革染色関係の資料室があります。
※2019年10月20日(日曜日)にきねがわスタンプラリーが開催されます。

2019-09-30

エキゾチックレザー工場見学

東墨田
以前、エキゾチックレザー工場の撮影をしましたが、今回は藤豊工業所さんにお邪魔しました。
取り扱っているのは、複数の種類のクロコダイル、トカゲです。
タイや南アフリカ、パプアニューギニアで養殖されたクロコダイルが輸入され、製品は国内出荷の他にヨーロッパ、東南アジアへ輸出されます。

なめしにはおおよそ3ヶ月かかるそうで、まずワニのうろこを溶かすところから始め、次は脱色、なめし、と作業が進んでいきます。この日はとても暑かったのですが、室温でなめしや染色のレシピが変えているそうです。

タイコの中で絡まらないように何枚かを重ねてとめてから、タイコに入れます。

なめした皮を脱水するために木の「うまかけ」に置いて脱水、乾燥させます。

2階へ。
小学校で使われていた古い木材(椋の木)を、階段から2階の梁まで使用しています。


革は基本的に染色されますが、中には染色せず仕上げだけを行なう場合もあります。こちらは「ヒマラヤ」と呼ばれ、藤豊工業所さん独自の技術によりつくられます。
個体差はそのままで、色の近いものを組み合わせ製品を作ります。

コットンを使って革を磨く(バフィング)する機械です。


染色されたトカゲの革を、めのうで磨き光沢を与えます。これはグレージングと呼ばれます。磨いたところはキラっとした色になっています。磨いた時にこの茶色になるようその前段階で染色する色を決めるのです。

【別サイトの、過去の取材記事を見つけたのでご紹介】
いざエキゾチックレザーの革工房見学へ! 革の王様ワニ革が出来るまで | MUUSEO SQUARE
【レザークラフト】エキゾチックレザーのタンナーへ行ってきた【ワニ革】

2019-09-28

金属挽物加工工場

サイバ精機
サイバ精機
サイバ精機
サイバ精機
サイバ精機
サイバ精機
サイバ精機
八広の金属挽物加工工場・サイバ精機さんにお邪魔しました。昭和50年代に独立して以来ひとりで経営されているそうです。