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2019-11-15

Taxi Driver

Taxi Driver
パソコンが壊れたので買いなおし、などしているうちに久々の更新となりました。
今日は個人タクシー運転手の樋口さんを撮影させていただきました。
出勤前の車磨きです。
腕時計は娘さんからのプレゼントだそう。
Taxi Driver

2019-10-21

木下川 / 隅田川

東墨田
きねがわスタンプラリー、初参加してきました。

東墨田会館には地域の小学校で行なわれた皮なめし体験関連の展示があり、「におい」が原因で起きたいじめ問題や生徒の不安などについても書かれてありました。

最初に学校で皮なめし体験をやろうというきっかけになったのは、ある生徒が香水のにおいがするということで苛められたことだった。小学生が香水?その原因がわかったのは家庭訪問の時。母親が皮のにおいを消すためにつけていたものだったそうです。

皮革・油脂工場は独特のにおいがあり、仕事の実体がわからないとただネガティブな印象だけが残ってしまう。それを何とかしたいという小学校・中学校の取組みをみることができました。

わたしが撮影した墨田区立吾嬬第二中学校の革の写真も一緒に飾られていました。

ひとつひとつの会場には皮革関係の資料展示や地域の歴史についての資料展示、小物を作ったりなどの体験、射的やボッチャ(脳性麻痺など重い障害をもつ方向けに考案されたスポーツ)体験をしたり、実際に工場で使われている機械を見ることもできたりなど、相当に充実した内容でした。午前中だけじゃ時間が足りない…!

隅田川
午後は、隅田川そばで撮影。雨が降りそうで降らなくてよかった。

追記:皮革工場のにおいの件。
別冊Vol.7「東北学」に掲載されている関野吉晴氏の皮革工場での体験労働記事より引用します。

「私の家までは、京成線から都営地下鉄を経て京王線と乗り継いで帰らなければならない。脂と薬品のにおいがする。乗客に嫌な顔をされると思ったが、みな気付かないようだった。家に帰って家人に尋ねたが、特に匂わないという。だが、私はにおう。私の鼻毛に薬品や脂の飛沫がまとわりつき、におっていたのだ」

これはわたしの実感とも合っていて(といっても撮影しているだけですが、、)自分ではにおいが残っている、とはっきり感じるのですが、それは他の人には分からないようです。

2019-10-18

皮革染色工場見学、全工程

豚皮のなめし・染色工程について簡単にまとめました。以前少し撮影させていただいた東墨田の皮革染色工場で再度お話しをお伺いしました。

【1】この日は茨城の食肉工場から豚の原皮が届きました

東墨田

【2】原皮には裏に脂がついていますので、それを機械でとります

東墨田
とった脂は近所の油脂工場の人が引取にきます。

特定の工場に限らず一般的な話ですが、豚の原皮を輸出する場合はこの後塩漬けします。輸出先はタイが多く、その他カンボジア、ベトナム、韓国、台湾、フィリピンなど。

【3】クロムなめしをします

東墨田
太鼓1つに約450枚の皮をいれ、なめします。なめした革は薄い水色になり、ウェットブルーと呼ばれます。まだ染色される前の段階です。
これで「豚皮」は「豚革」になります。この段階で輸出される場合、ほとんどが台湾。あとは韓国・ポーランドなどに出荷されます。
東墨田
この日はちょうど新しい太鼓の設置作業中でした。真新しい木の太鼓を見るのも新鮮でしたが、中に人が入っているという…!
東墨田

【4】水絞りしてシェービング

東墨田
水絞りの機械。
東墨田
水絞り後、厚さを揃えるため機械でスライスしているところ。革をスムーズに滑らせスライスしていくために、革に粉をまぶしお腹に革の小さなエプロンをつけて作業します。

【5】染色

東墨田
太鼓を使って染色作業中。

【6】水絞りして乾燥させます

東墨田

【7】からうち

東墨田
乾燥した革を太鼓に入れて回し柔らかくします。

【8】張り乾燥

こちらの工場では、張り乾燥を外注しています。
東墨田
外注先の工場で撮影。

【9】自動スプレー装置で染色

東墨田
ふたりペアになり、ひとりが1枚1枚機械に革を通し、自動スプレー染色と乾燥後、もうひとりが機械からでてきた革の傷をチェックします。傷があるものは何度もスプレー染色を繰り返します。
東墨田
機械の中では、いくつもの袋が回転しながら塗料を革に吹き付けています。
東墨田
左のながーいBOXが自動スプレー装置です。この中で乾燥まで行ないます。
肩に革をかついでいるのは、再度スプレーするために挿入口に革を運ぶためです。
それでもカバーできない場合、一部だけの傷ならその部分をカットすることもできますが、傷が全体に散らばっている革はこの段階ではじきます。

染色は手でスプレーを吹き付ける方法もありますが、こちらの工場では色を決める時だけスプレー台を使い、あとは機械で染色します。
他の工場では少量の製品を染めるときに使われていました。

【10】アイロン仕上げ

東墨田
アイロンの機械は自動スプレー装置のとなりの部屋に置いてあるのですが、段差があるのでチェーンブロックを使い革を運びます。
東墨田
大きなロールの機械に革をはさんで艶を出します。
写真はロールに吸い込まれていく革…
他の工場では模様の入った金属板を使い型押しする場合もあります

【11】坪入れ(計量)

革の面積を測ります。10cm×10cm=1デシ。
これは外注でなくてはならないので、工場内では行ないません。

【12】出荷、または在庫として保管

東墨田
豚革は丈夫ですので、かばん・靴などの裏地に使われます。
こちらの工場に限った話ではありませんが、豚革の輸出先はベトナム、中国が多いです。次に香港、タイ、カンボジア、フランス、アメリカと続きます。

※工場によって工程が違うこともあります。
※輸出先データは2019年1月~8月のもの。皮革工業新聞社の記事を参考にしています。
※東墨田の皮革技術センター東墨田会館 産業・教育資料室きねがわに皮革染色関係の資料室があります。
※2019年10月20日(日曜日)にきねがわスタンプラリーが開催されます。