以前、エキゾチックレザー工場の撮影をしましたが、今回は藤豊工業所さんにお邪魔しました。
取り扱っているのは、複数の種類のクロコダイル、トカゲです。
タイや南アフリカ、パプアニューギニアで養殖されたクロコダイルが輸入され、製品は国内出荷の他にヨーロッパ、東南アジアへ輸出されます。
なめしにはおおよそ3ヶ月かかるそうで、まずワニのうろこを溶かすところから始め、次は脱色、なめし、と作業が進んでいきます。この日はとても暑かったのですが、室温でなめしや染色のレシピが変えているそうです。
タイコの中で絡まらないように何枚かを重ねてとめてから、タイコに入れます。
なめした皮を脱水するために木の「うまかけ」に置いて脱水、乾燥させます。
2階へ。
小学校で使われていた古い木材(椋の木)を、階段から2階の梁まで使用しています。
革は基本的に染色されますが、中には染色せず仕上げだけを行なう場合もあります。こちらは「ヒマラヤ」と呼ばれ、藤豊工業所さん独自の技術によりつくられます。
個体差はそのままで、色の近いものを組み合わせ製品を作ります。
コットンを使って革を磨く(バフィング)する機械です。
染色されたトカゲの革を、めのうで磨き光沢を与えます。これはグレージングと呼ばれます。磨いたところはキラっとした色になっています。磨いた時にこの茶色になるようその前段階で染色する色を決めるのです。
【別サイトの、過去の取材記事を見つけたのでご紹介】
■いざエキゾチックレザーの革工房見学へ! 革の王様ワニ革が出来るまで | MUUSEO SQUARE
■【レザークラフト】エキゾチックレザーのタンナーへ行ってきた【ワニ革】