映画「校庭に東風吹いて」を観てきました。日曜日の昼ということもあってか、ほぼ満席。場面緘黙の少女と貧困家庭の少年に教師(沢口靖子)がどう向き合っていくかという内容です。私も幼稚園から場面緘黙だったのでこの少女がどう描かれるのか不安に思いつつも、当事者からの評判がいいので半信半疑で見に行ってきました。
場面緘黙というのは、不安になりやすい性格から学校で喋れなくなるという症状ですが、この少女はかなり重症で、学校では石のように固まって給食も食べられない、トイレにも行けないという設定でみていて辛いな・・と思うところもありましたが、全体的に描写が優しくて何カ所か泣かされました・・。
場面緘黙を知らない人が見てどう思われるかわかりませんが、知識の無い人の入り口としてもいい映画で、映画としても出来が良いです。映画館だと観る人が限られるので、テレビで放送して欲しいとも思います。
※写真は私が通っていた小学校で、かなり前に撮影したものです。
場面緘黙を経験しているミュージシャンの、ブログの該当記事を紹介しますのでぜひ読んでみてください。
若倉純さん 校庭に東風吹いて / youtube 「歌声」
中越千春さん 夢見がちな日々「過去について」 / soundcloud わたしは「音楽」という曲が好きです。
mananaさん manana – official website
追記
(元)場面緘黙の人は、もともと緊張しやすい体質の人が多いと思うので、整体の先生に聞いてきたストレスを和らげる方法を記載します。どれも1-2分くらい軽くやってみてください。
胸椎11番(自律神経)の疲れをとる
・うつ伏せで寝た状態で、右膝下にクッションを敷く(そのまま眠らないように注意)。
・左肘をまげたところ(曲池というツボ)を右手のひらで包む。終わったら手を逆にする。
・仰向けで寝て膝を立てる。息を吐くときにおへそを持ち上げる、息を吸いながら力を抜く。
腰椎5番(胸の緊張)の疲れをとる
・床にすわって、片膝を両腕で抱える。呼吸が深くなって気持ちが落ち着いてくる。
・うつ伏せで寝て左足の下にクッションを敷く(そのまま眠らないように注意)。
姿勢について
まっすぐ相手に向かうと緊張するので、肩をずらすなど身体を少しだけ斜めにする。
緊張しやすい体質を変えることはできますか?と聞いたらそれは無理ですと即答されました・・笑 生まれつきのものは変えられないとしても、受けたストレスを和らげることはできるので、そうやって日々のダメージに対処していけたらいいのかもしれません。