個展「黒夜」
Gallery cafeBar冥
期間:2024/7/14~7/28(月火定休)
Open15:00~Close22:00(最終日19:00迄)
〒544-0011
大阪市生野区田島5-7-26
JR東部市場前駅東口より早歩き8分
※ワンドリンクの注文はしなくても大丈夫です
※同じ期間中、冥公募展「纏う襲の裏側に」が開催されます
※2013年4月にエプサイトで開催した個展の作品を大阪で展示します。
<以下、終了しました>
個展「団地の記憶 – Walk in the Green -」
2024年6月20日(木)~24日(月)
11:00-19:00 (初日15時から/最終日16時迄)
東京都杉並区高円寺北2丁目8−5
JR高円寺駅北口 徒歩1分
入場無料、会期中無休
ひばりが丘団地の旧テラスハウスの取り壊し前後の写真を中心に展示いたします。
団地の記憶 – Walk in the Green - (展示のご挨拶)
ひばりが丘団地テラスハウスの取り壊し前後の写真を中心に展示しています。ひばりが丘団地は1959年に造成され、東京都西東京市と東久留米市にまたがり総戸数は2714戸という大規模団地でした。
2012年、敷地の北側で建替えが行われました。
わたしが団地と出会ったのは2012年6月のことです。そこから1年間、残されていた南西側の中層フラット棟とテラスハウス(2階建て庭付き長屋住宅)の撮影を行いました。 すでに住人の退去がすすんでおり、人気がなくなるのに反比例するように植物がいきいきと繁茂していました。
団地が建つ前は、雑木林に松の木などが混在する原野だったといいます。
2001年当時、団地自治会会長である小林氏は「入居当時はバスもない、電車もない、雨が降ればぬかるみの道で『陸の孤島』とよばれていたこの団地を、今日のような花も緑も豊かで多くの人が第二の故郷と愛着を持つ団地に育ててきました」と語っています。
かつては武蔵野に雑木林はありませんでした。
玉川上水ができたことで新田開発がすすみ、人々が使う燃料および肥料を確保するために武蔵野台地に林がつくられました。団地造成時にはその自然を残すため工夫もされたようです。
戦時中、敷地の東側には昭和13年から操業開始した「中島航空金属田無製造所」が稼働しており、中島飛行機の武蔵製作所で使うエンジン部品が作られていました。小学校を卒業したばかりの少年工、朝鮮人、女子勤労挺身隊などが動員されて働かされていました。塩素ガスを使うのでまわりの松林はすっかり枯れてしまったといいます。当時田無製造所から東久留米駅まで敷設されていた引込線はカーブをえがきながらのちのひばりが丘団地の敷地をかすめるように通っていました。現在、その一部は遊歩道「たての緑地」となっています。
さまざまな緑の中を散歩するようにご覧いただければと思います。